HP 48GX (その1)

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hp48gx
(大きさ比較のため、EL-5160J(右)と並べてある)

HP(Hewlett-Packard社)の電卓です。

このサイトに来られる方は、HPの電卓については良くご存知だと思います。
HPの電卓といえば、技術者連中にはちょっとしたマニアが居るほど人気のある電卓です。

今回は、HP-48GXをebayでGETしたので紹介します。HP-48GXは、今でも現役で使われている方もいらっしゃるほどの名機だと思います。

HP-48シリーズは、48、48S、48SX、48G、48GX、48G+、48GⅡと続きます。それほど人気のあるシリーズだったのですね。
48G+からは、現在販売されているHP50gと同じような丸みを帯びたケース形状になっています。

しかし・・・、いつもながらこのクラスの電卓になるとケースが大きいことww。写真のEL-5160Jも結構大きいと思っていますが、それより更に大きいのですよねw。

CPUにはSaturnといわれるマイクロプロセッサが使われており、GXのクロック周波数は4MHzになっています。体感的計算速度としては、現在販売されている電卓よりもずっと遅く感じますが、私にとっては十分な計算速度だと思いますwww。

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hp48GX キーボード

オンボードのROMは512kB、RAMはGXの場合128kBと電卓としてはかなり大きなものになっています。

ケース背面には拡張ユニットが2枚入るスロットがあり、赤外線通信用IrDAが装備されています。
このIrDAって、48シリーズと50gで通信が出来るのかなぁ・・・。後日試してみよう。

計算は、HP採用のRPN出入力します。このRPN方式の入力は、一度覚えるとやめられませんね。私は式の理屈?を考えながら入力できるという感じで好きです。

もちろんプログラミングやCASも搭載されており、数学好きな方ならいつもカバンに入れて思い立ったら電卓!って感じでの利用がいいですね。

キーボードの拡大写真を載せておきます。
この写真を見ただけでもワクワクしませんか?美しいですねぇ~www。

hp48シリーズの電卓が今でも人気があることの証拠に、iPhoneなどスマートフォンでもエミュレータが作られており、実は私も「非常時」に対処してインストールしていますww。

hpの電卓もグラフ電卓になるにつれてCAS等の搭載もあり、様々なことが出来るようになっています。それら全てをエンジニアで使う人っているのかなぁ・・・?なんて思っていますが、開発日和・・・では出来る限り紹介していきますね。
お楽しみに!

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TI-nspire CX CAS (その1)

今日は日曜日。作業の合間に、関数電卓で少し遊んでみました。
遊ぶといっても、数学の問題集から適当な問題を選んで、電卓で解くとどうなるのかって言うものです。

TI-nspireCXCAS

TI-nspireCX CAS
(比較のためSharp EL-5160J(右)と並べてある)
(画面に映り込みがあってすみません(汗)

今日遊んだ電卓は、Texas Instruments社の 「TI-nspire CX CAS」です。

この電卓は、昨年アメリカで入手したもので、今ではお気に入りの一品です。

現在、日本でも入手可能(Naoco Inc.)ですが、当時アメリカで発見したときは、「何だこの電卓?やけにカッコいいぞ!とりあえずGETだ!」と、勢いで買ってしまいましたww。

この電卓、使っている方はお分かりになると思いますが、関数電卓というより「ポケコン」という感じです。

また、CAS(Computer Algebra System: 数式処理システム)が搭載されていて、文字、記号を使った代数計算が行えます。

詳しい使い方は、前出のNaoco Inc.社がホームページを充実させてくれているのでそちらをご覧下さいww。

TIの電卓といえば、教育用に用いられることを強く想定しており、このTI-nspireシリーズも利用の基本概念がとても面白いものです。

教育用電卓として良く出来ているなぁという点は、計算過程を「ドキュメント」や「グラフ」、「表計算」といったノートとして保存し、それらをまとめてをバインダー形式で扱うことが出来ることです。

また、PCを持っている学生は「TI-nspire CAS Student Software」というTI-nspire CASと同機能をもつエミュレータソフトを利用することが出来ます。で、その内容を実機に移して利用することも出来ます。

TI-nspire CXを使った授業を想定してみると、先生方はこのバインダー形式で作られた問題を生徒に配布し、生徒はこの電卓を家でも通学途中のバスの中ででも宿題として勉強することが出来るという事でしょうか。

例えば、TI-89 Titaniumのクイックガイドに載っていた例題を解いてみましょう。
(TI-Nspire CAS Student Softwareを利用せず、画面の写真を掲載します)

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特撮博物館

連休最終日(体育の日)、東京都現代美術館で行われている「特撮博物館~ミニチュアで見る昭和平成の技~」に行ってきました。

特撮博物館パンフレット

特撮博物館パンフレット

今日が最終日だからでしょう、通常の開館時間ごろに行ったのですが、そのときは既に長蛇の列が出来ていましたwww。
開館時間を繰り上げての最終日だったようですが、入館まで約70分程度かかりました。

「エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。」とチラシに書かれている通り、目玉は「風の谷のナウシカ」に登場した「巨神兵」です。この展示会を企画したのは、エヴァンゲリオンでおなじみの庵野秀明氏です。
彼は、宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」で、巨神兵を描いたのだそうです。
その縁もあって、今回の「特撮博物館」では、実写版の「巨神兵」を見ることが出来るという事で、期待して見て来ました。

入り口には、巨神兵の大きなポスター?があり、その前で記念撮影をしている方が居ました(私はしませんでしたww)。

特撮博物館入り口

特撮博物館入り口

今日は最終日だからか、とにかく館内も人人人で、殆ど人が流れていない状態でした。

ゴジラやウルトラマン、日本沈没等で使われた小道具達が出迎えてくれます。懐かしいやら感心するやらで、非常に楽しい展示物でいっぱいでした。

子連れで来ているお父さんも多く、子供に色々と当時の番組の説明をしていますが、上手く伝わったのでしょうかww?

展示物を見て周り、いよいよ今回の展示会のために特別に撮影をした「巨神兵東京に現わる」の上映コーナーにたどり着きました。

ここでは、CG等を使わずに、昔行われていた「特撮」によって撮影された短編映画が上映されていました。

「風の谷のナウシカ」でも出ていた「火の七日間」の話です。

これ全て特撮?と思うくらい完成度が高く、非常に楽しい映像でした。

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hp-16c

ついにGETしました!

hp16c

hp16c

hp-16c (Hewlett-Packard 16C) を、ね。

この電卓は変わり者で、プログラマのためのと言いますか、特殊な計算をする技術者用の関数電卓です。

16進電卓とも言われている方もいますね。

外観はこんな感じです。マニュアルも同時にGETしたので、フムフムと現在勉強中です。

こんな電卓があるなんて、数年前までは知りませんでした。

昔々、hpの電卓は、新宿だったかな?ショーケースの中に電卓があり、「何だろう?このゴツイ電卓は?」とたまに眺めていたものです。でも、そのときもhp-1xcシリーズは確か販売されておらず、後になって記念発売という事でhp-15c Limited Editionを知り、こんなカッコいい電卓があるんだ!と感激しました。

このhp16cは、1982年から89年まで発売されており、日本ではどれだけ販売されたのでしょう。

2,8,10,16進数の演算を主に行うもので、10進数の実数演算はf+floadキーを押さなければならないのです。

最近のWebプログラマには殆ど必要がないものかもしれないが、PICやAVR等好きの組み込みプログラミングをされる方には必要な電卓かも知れません。

この電卓もHPで主に使われているRPN(逆ポーランド記法)で入力、演算を行います。RPNについては、後日ご紹介しますね。

hp16cはプログラミングも出来ますが、さて何を計算しましょうかwww。通常の科学技術用関数電卓とは違い、物理計算をするわけではないので具体例を探すのは大変ですw。

『電子立国 日本の自叙伝』を久しぶりに見た

1991年にNHKスペシャルで放送された『電子立国 日本の自叙伝』を久しぶりに見ました。

電子立国 日本の自叙伝DVD

電子立国 日本の自叙伝DVD

この番組は、パソコンの「パ」の字も知らない男性二人が、番組内で調べた電子部品、電子機器等の生い立ちから生産過程、その原理などを紹介してくれるものです。

単なる技術情報番組ではなく、「電子立国 日本」の歴史や技術者、企業などの成功や苦労も紹介してくれているので、私にとってはいつまでも記憶に残る番組でした。

第4回(全6回)は「電卓戦争」という題で、電子立国日本のさきがけとなった卓上型電子計算機(電卓)の歴史が紹介されている。

私が中学生かな?高校生かな?その当時非常に魅力的に思い、いまだに手に入れたい電卓がある。

Sharp EL-5100

この電卓は数字を表示する液晶が黄色く、そのカッコ良さと言ったらたまらないものがあった。

Sharp EL-5100

Sharp EL-5100

今売られている電卓は、どうしてあんなに丸みを帯びているのだろう・・・。不思議でならない。

EL-5100は、液晶にドットマトリックスを採用し、アルファベットも綺麗に表示できるものだった。どうして黄色い液晶を採用しているのかは定かではないが、この当時の電卓にはたまに採用されていたようである。

61関数、4BitのCPU、動作速度も早くないだろうが、もしネットのオークションで見つけたらGETしたい一品である。