開発日和・・・を訪れてくださる方々がどのようなキーワードでここにやって来られるのか少々調べてみました。
一番の人気キーワードは、「Salesforce.com」や「apex , trigger」等でした。その中でちょくちょくと目に付くキーワードに「EL-5160J」があります。
ということで、今回はSharp社製関数電卓「EL-5160J」をご紹介いたします。
何故か日本の関数電卓の広告では、○○関数などと利用できる関数や機能の数が表示されている場合が多いです。
このEL-5160Jは473関数とあります。凄い数ですね。
右の写真は、EL-5160JとEL-W516を並べて写したものです。
EL-W516は、まだ日本でEL-5160Jが販売される前にアメリカで販売されていたもので、内容を比較したところ機能的には同じものであると思います。
ただ、単位のコンバート機能では、EL-5160Jでは尺貫法などの単位変換も出来て面白いです。
たまに私も道のりの長さを表現するとき、「一町先を右に・・・」というふうに「町」という単位を使うからでしょうかwww。
ちなみに、1町は約です。
さて、EL-5160JのCPUを調べようとネットを調べたのですが分からずじまいでした・・・orz。
EL-5160Jのケースを開けて中を見てみようと思いネジまで外したのですが、何故か開け辛くて途中で諦めました。現役で使っているので、こじ開けるのをためらいましたwww。
ということで、EL-W516のケースを開けてみました。こちらは簡単に開けることが出来ました。
中は結構すっきりしています。CPUを確認しようとしたのですが、パッケージには何も刻印がされておらず型番等は分かりませんでした。
ただ、基板下方になにやら記述があり、それにLSIという文字がありました。
なになに・・・、LSIは「ZE003」。
ネットでこの「ZE003」を調べてみたのですが、全く資料を見つけることが出来ませんでした。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご一報いただければ幸いです。
そして、この基板上には「EL-W531 V7.4」とあります。
これも気になるところです。
Sharpアメリカの関数電卓のWebサイトを見に行ったのですが、既にEL-W516という型番は掲載されておらず、EL-W531シリーズが紹介されていました。
(Sharp アメリカ 関数電卓 : http://sharp-world.com/products/calculators/sc_calculator/index.html)
(Sharp アメリカ EL-W531 : http://sharp-world.com/products/calculators/sc_calculator/el-w531/index.html)
EL-W516というのは、EL-W531シリーズのための試験的製品だったのでしょうか???(と勝手に考えていますw)
さて、この電卓はパンフレットなどを見ると「プログラマブル関数電卓」とあります。
プログラマブルとあるので、コンピュータでC言語などのプログラミング言語を使われている方々は、分岐命令や繰り返し命令などを駆使して複雑な計算が行えるのでは?と思われるかもしれません。
残念ながら、最近のSharpのプログラマブル関数電卓はそういった意味で「プログラマブル」という言葉が使われているわけでは無いみたいですね。
そもそも、これだけコンピュータが安価に購入できるようになって、プログラムを組んでまで複雑な計算を電卓で行う場面があるのか?という話にもなると思いますが、それを考えるとこのSharpの「プログラマブル」という表現はちょっと不思議な感じがします。
さて、EL-5160Jですが、最近の高性能関数電卓で使える機能は一通り使えます。
計算速度も速くて、良いと思います。
全体の感じとしては、EL-5160Jはデザインは「カッコイイ」のだけど何となく「ちゃっちい」感じがします。とても軽いし、ケースの質感もおもちゃみたいな感じがします。それに比べ、EL-W516はキーも打ちやすく、印刷もはっきりしていて見やすいですね。
次回は、Sharpの高機能関数電卓に付いている「フォーミュラメモリ」について遊んでみたいと思います。