HP 10B (HP 10BII)

先日ebayで落札した7ロット組の電卓の中に、金融電卓が混じっていました。
基本的に私は科学計算用の関数電卓しか持って居なかったのですが、せっかく手に入れたのでちょっと使ってみました。

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HP10B と HP10BII

HP 10B(左)とHP 10BIIです。
HP 10Bは完動品なのですが、液晶左上部に漏れがあります。でも、計算には支障がないですし、関数電卓ではないので良しとしますwww。

HP 10BIIは、残念ながら動作しませんでした。リペアを試みたのですが、このモデルはネジ止めで作られているのではなく、ケース上下をつなぐプラスチックの支柱?を熱で溶かして結合しているためケースを開けることが出来ませんでした。
一度開けたら二度と閉じることが出来なくなっているのですねww。
まぁ、気が向いたらその支柱?を削って開けてみることにします。

ところで、この金融計算電卓って何をするものなのでしょうね。
HPでは、有名なところにHP 12Cというのがありますね。なにやら、ウォール街の金融関係者のかなりの数がそれを持っているとかいないとか・・・w。その筋の方々にはとても便利なものなのでしょう。
なので、少々気になります!

また、hp10シリーズですが、hp電卓には珍しく「=」キーがあるのですね。
ということは、RPN(逆ポーランド表記法)では無いということです。これも「金融電卓」というところから敢えてこうしたのでしょうか?こちらも、気になります!

ということで、マニュアルの最初の方に載っている例題を解いてみることにしました。

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HP10Bキーボード

キーボードには、見たこともないキーがたくさん並んでいますね。
[I/YR]、[PMT]、[FV] ?一体何を意味するのでしょうwww。
まぁ、 \bar{x},\bar{y}\sigma x,\sigma yなんかは関数電卓でも統計計算が出来るものなら付いているので、多分意味的には一緒だろうなんて思いますが・・・。

あと、気になるキーに[K]というのがあります。マニュアルを見ると、「Stores a constant operation.」とありますね。繰り返し計算をするときに定数として記憶させておくときに使うキーなのでしょう。そういえば、CASIOの電卓でも、\timesなんかの四則演算キーを2回ポンポンと叩けば、それ以前に入力した数値を記憶し定数として扱えますよね。覚えている方もいらっしゃるでしょうが、そのとき液晶画面には「K」の文字が表示されていますね。あれと一緒かぁ・・・、と今は思っておきます。

図3は、マニュアルに書かれている例題です。一通りマニュアルを読んでみると、使うキーってさほど多くないみたいですね。安心しました。

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HP10B マニュアルに載っていた例題

[N] ・・・ 支払い回数
[I/YR] ・・・年間の利息って意味でしょうか
[PV] ・・・ 現在値? ググッて見ると、「現価・現在換算額・現在価格・複利原価」とありますね。
[PMT] ・・・ 支払額ってことですね。
[FV] ・・・ Future value. 将来値?何のことだ?ググッてみると、「後価」?例文に「 the future value capitalized as the current value」>「将来の価値を現在における価値に直したもの」。フムフム・・・。今は「将来の価値」ということに思っておこうwww。

で、例題では、
「複利原価[PV](多分、借入額)を $14,000を年利10%[I/YR]で借りたとき、360ヶ月[N]返済として月々の返済額は幾ら?」
って感じでしょうか。

まず、■>[BEG/END]キーを押して、液晶にBEGINと表示させます。多分、上記設定値は、開始時の値(初期値)って意味で入力しますよ~ってことなのでしょうね。

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例題の計算結果

マニュアルに書かれている通りに数値を入力して行くと・・・、おぉ、計算結果が「-122.86」と出ました!マイナスが付いているのは、返済(出て行くお金)だからでしょうwww。これが正解かどうかは分かりません(汗。悪しからずご了承ください・・・)。

そうそう、[FV]の意味ですが、この例題から考えると、ここでは「360ヵ月後に想定している金額」ってことでしょうね。例題では「0」になっているということは、「完済する」という意味だと解釈しましたw。

マニュアルには沢山の例題が載っているし、世の中で一番身近なお金の計算ってもっと複雑で、この電卓をフル活用出来るのでしょう。
電卓(特に専用機)を使うと、金融計算も何となく面白く感じましたw。

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