以前、秋葉原の千石電商で論理回路のICを探してたら、Texas Instruments社製の「MSP430 Value Line LaunchPad Development Tool」というマイコンボードを発見し買って来ていました。
本業が忙しく なかなか遊ぶことが出来ないのですが、忘れちゃいけないなって思い開発日和・・・に書いていこうと思います。
価格は500円程度で、「MSP430G2553IN20」とあと1つLSIが付属しており大変なお得感がありますw。
Launchpadに付属しているMSP430G2553は20DIPで、スペックは右表の通りです。動作周波数16MHz、16BitマイコンでメモリはRAM(Flash):16kB、SRAM:512B、タイマーは2ch持っており、内部に温度センサも持っています。
こんなに高性能なマイコン(死語??)が、今では500円程度で手に入るんですね。凄い時代になりました。
外観は写真1で、赤い基板に黒い部品群・・・。カッコイイです。
写真1の基板上部に2つのICチップがあります。
右側のICは「M430F1612」、左側のICは「TUSB3410」とチップ表面に印刷されています。
それぞれは、TI社製のICで以下のように説明されています。
M430F1612 : (ACTIVE) 16-bit Ultra-Low-Power MCU, 55kB Flash, 5120B RAM, 12-Bit ADC, Dual DAC, 2 USART, I2C, HW Mult, DMA
※MCU・・・Micro Control Unit 上記記述では電源管理
※USART・・・Universal Asynchronous Receiver Transmitter 調歩同期方式によるシリアル信号をパラレル信号に変換したり、その逆方向の変換を行うための回路
※I2C・・・ Inter-Integrated Circuit (アイ・スクエアド・シーと読みます)。フィリップス社で開発されたシリアルバス通信の規格
※HW Mult・・・Hard Ware Mult (行列なのかな?)ハードウェア演算回路なのかな?
TUSB3410 : (供給中) RS232/IrDA シリアル/USB コンバータ
上記のように、MSP430 LaunchPad開発ツールは小さな基板上に高性能なICが沢山設置されていて、非常に魅力的です。
開発時の電源はUSBケーブルから供給でき、MSP430G2553はultra-low-power microcontrollersを謳うだけあって1.8V~3.6Vの低電圧および広い動作電圧で動作します。
開発環境もTexas Instruments社からIDEが提供され、これからマイコン電子工作を始めようという方にもってこいの製品ですねww。
IDEは、「Code Composer Studio(以下CSSと呼ぶ)」という、Eclipseをベースとしたコンパイラ/デバッガになります。
CCSで開発を行われている方も多いと思いますが、皆さん「Grace」を利用されているのでしょうか・・・?CCSのVer.5からGraceが標準搭載されているんですよね。
Graceは、グラフィカルにMSP430のインターフェース/ペリフェラルを初期設定・定義するもので、コードを意識しない点で面白いプラグインだと思います。
また16Bitのコアって、なんとなく取り扱いが難しい感じがしますが、PICやArduinoなどのように広く普及し、実用分野だけでなく電子工作ファンにも沢山楽しんでもらいたいなぁ~って思っています。
以下はGraceのUI画面です。参考までに載せておきます。なかなか素敵でしょ?
たまには開発日和・・・でもこのような「開発」にかかわる記事を投稿します。宜しくお願いいたします。
Hi Jayne!
Thank you for your comment.
I do my best, too and study.
I contribute useful information from now on.
Thank you.