Archive for 関数電卓

hp 41CX (その1)

さて、今回はHP 41CXです!
いよいよHPの関数電卓の中でも大本命のご紹介ですwww。

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hp41cx

この電卓は、知る人ぞ知る名機中の名機です!それは何故かって?この電卓、型番はCXの1つ前のHP 41CVになりますが、1982年から1985年までスペースシャトルに搭載されていたということは有名な話です。

HP 41シリーズは、C、CV、CXと3つあり、CXはメモリが拡張され時計機能が付いたものになります。
CPUはCMOS「Coconut 1LE3, ca 400kHz」 で、コードネームが「Nut」と呼ばれるものでした。HP社内で開発・製造されたものです。
メモリは、ROMが24kB、RAMは320+127レジスタ(この単位の解釈は、勉強しておきます(汗)。
電源は単5電池4本です。
HP 41シリーズは拡張性に富んでいて、拡張スロットが4つ本体上部に用意されています。

拡張機器としては、プログラムを保存しておくためのカードリーダやバーコード読み込み機器、拡張メモリや各種計算モジュールがあります(私は何も持っていませんwww)。

また、hp 41シリーズは、初期に「Fullnut」と言われるバージョンが製作されました。しかし、Fullnut版はメインボードと液晶ボードが分かれており、結線部分が電池漏れの事故により不具合(腐食)を生じることから、基板1枚からなる「Halfnut」という不具合に対応したバージョンが製造されました。

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HP 10B (HP 10BII)

先日ebayで落札した7ロット組の電卓の中に、金融電卓が混じっていました。
基本的に私は科学計算用の関数電卓しか持って居なかったのですが、せっかく手に入れたのでちょっと使ってみました。

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HP10B と HP10BII

HP 10B(左)とHP 10BIIです。
HP 10Bは完動品なのですが、液晶左上部に漏れがあります。でも、計算には支障がないですし、関数電卓ではないので良しとしますwww。

HP 10BIIは、残念ながら動作しませんでした。リペアを試みたのですが、このモデルはネジ止めで作られているのではなく、ケース上下をつなぐプラスチックの支柱?を熱で溶かして結合しているためケースを開けることが出来ませんでした。
一度開けたら二度と閉じることが出来なくなっているのですねww。
まぁ、気が向いたらその支柱?を削って開けてみることにします。

ところで、この金融計算電卓って何をするものなのでしょうね。
HPでは、有名なところにHP 12Cというのがありますね。なにやら、ウォール街の金融関係者のかなりの数がそれを持っているとかいないとか・・・w。その筋の方々にはとても便利なものなのでしょう。
なので、少々気になります!

また、hp10シリーズですが、hp電卓には珍しく「=」キーがあるのですね。
ということは、RPN(逆ポーランド表記法)では無いということです。これも「金融電卓」というところから敢えてこうしたのでしょうか?こちらも、気になります!

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HP 48GX (その1)

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hp48gx
(大きさ比較のため、EL-5160J(右)と並べてある)

HP(Hewlett-Packard社)の電卓です。

このサイトに来られる方は、HPの電卓については良くご存知だと思います。
HPの電卓といえば、技術者連中にはちょっとしたマニアが居るほど人気のある電卓です。

今回は、HP-48GXをebayでGETしたので紹介します。HP-48GXは、今でも現役で使われている方もいらっしゃるほどの名機だと思います。

HP-48シリーズは、48、48S、48SX、48G、48GX、48G+、48GⅡと続きます。それほど人気のあるシリーズだったのですね。
48G+からは、現在販売されているHP50gと同じような丸みを帯びたケース形状になっています。

しかし・・・、いつもながらこのクラスの電卓になるとケースが大きいことww。写真のEL-5160Jも結構大きいと思っていますが、それより更に大きいのですよねw。

CPUにはSaturnといわれるマイクロプロセッサが使われており、GXのクロック周波数は4MHzになっています。体感的計算速度としては、現在販売されている電卓よりもずっと遅く感じますが、私にとっては十分な計算速度だと思いますwww。

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hp48GX キーボード

オンボードのROMは512kB、RAMはGXの場合128kBと電卓としてはかなり大きなものになっています。

ケース背面には拡張ユニットが2枚入るスロットがあり、赤外線通信用IrDAが装備されています。
このIrDAって、48シリーズと50gで通信が出来るのかなぁ・・・。後日試してみよう。

計算は、HP採用のRPN出入力します。このRPN方式の入力は、一度覚えるとやめられませんね。私は式の理屈?を考えながら入力できるという感じで好きです。

もちろんプログラミングやCASも搭載されており、数学好きな方ならいつもカバンに入れて思い立ったら電卓!って感じでの利用がいいですね。

キーボードの拡大写真を載せておきます。
この写真を見ただけでもワクワクしませんか?美しいですねぇ~www。

hp48シリーズの電卓が今でも人気があることの証拠に、iPhoneなどスマートフォンでもエミュレータが作られており、実は私も「非常時」に対処してインストールしていますww。

hpの電卓もグラフ電卓になるにつれてCAS等の搭載もあり、様々なことが出来るようになっています。それら全てをエンジニアで使う人っているのかなぁ・・・?なんて思っていますが、開発日和・・・では出来る限り紹介していきますね。
お楽しみに!

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TI-nspire CX CAS (その1)

今日は日曜日。作業の合間に、関数電卓で少し遊んでみました。
遊ぶといっても、数学の問題集から適当な問題を選んで、電卓で解くとどうなるのかって言うものです。

TI-nspireCXCAS

TI-nspireCX CAS
(比較のためSharp EL-5160J(右)と並べてある)
(画面に映り込みがあってすみません(汗)

今日遊んだ電卓は、Texas Instruments社の 「TI-nspire CX CAS」です。

この電卓は、昨年アメリカで入手したもので、今ではお気に入りの一品です。

現在、日本でも入手可能(Naoco Inc.)ですが、当時アメリカで発見したときは、「何だこの電卓?やけにカッコいいぞ!とりあえずGETだ!」と、勢いで買ってしまいましたww。

この電卓、使っている方はお分かりになると思いますが、関数電卓というより「ポケコン」という感じです。

また、CAS(Computer Algebra System: 数式処理システム)が搭載されていて、文字、記号を使った代数計算が行えます。

詳しい使い方は、前出のNaoco Inc.社がホームページを充実させてくれているのでそちらをご覧下さいww。

TIの電卓といえば、教育用に用いられることを強く想定しており、このTI-nspireシリーズも利用の基本概念がとても面白いものです。

教育用電卓として良く出来ているなぁという点は、計算過程を「ドキュメント」や「グラフ」、「表計算」といったノートとして保存し、それらをまとめてをバインダー形式で扱うことが出来ることです。

また、PCを持っている学生は「TI-nspire CAS Student Software」というTI-nspire CASと同機能をもつエミュレータソフトを利用することが出来ます。で、その内容を実機に移して利用することも出来ます。

TI-nspire CXを使った授業を想定してみると、先生方はこのバインダー形式で作られた問題を生徒に配布し、生徒はこの電卓を家でも通学途中のバスの中ででも宿題として勉強することが出来るという事でしょうか。

例えば、TI-89 Titaniumのクイックガイドに載っていた例題を解いてみましょう。
(TI-Nspire CAS Student Softwareを利用せず、画面の写真を掲載します)

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hp-16c

ついにGETしました!

hp16c

hp16c

hp-16c (Hewlett-Packard 16C) を、ね。

この電卓は変わり者で、プログラマのためのと言いますか、特殊な計算をする技術者用の関数電卓です。

16進電卓とも言われている方もいますね。

外観はこんな感じです。マニュアルも同時にGETしたので、フムフムと現在勉強中です。

こんな電卓があるなんて、数年前までは知りませんでした。

昔々、hpの電卓は、新宿だったかな?ショーケースの中に電卓があり、「何だろう?このゴツイ電卓は?」とたまに眺めていたものです。でも、そのときもhp-1xcシリーズは確か販売されておらず、後になって記念発売という事でhp-15c Limited Editionを知り、こんなカッコいい電卓があるんだ!と感激しました。

このhp16cは、1982年から89年まで発売されており、日本ではどれだけ販売されたのでしょう。

2,8,10,16進数の演算を主に行うもので、10進数の実数演算はf+floadキーを押さなければならないのです。

最近のWebプログラマには殆ど必要がないものかもしれないが、PICやAVR等好きの組み込みプログラミングをされる方には必要な電卓かも知れません。

この電卓もHPで主に使われているRPN(逆ポーランド記法)で入力、演算を行います。RPNについては、後日ご紹介しますね。

hp16cはプログラミングも出来ますが、さて何を計算しましょうかwww。通常の科学技術用関数電卓とは違い、物理計算をするわけではないので具体例を探すのは大変ですw。